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母娘ちんたら旅~Leipzig編 Ⅲ (ゲーテのファウスト)

ライプツィヒの街中にある『Mädlerpassage/メドラーパッサージ』というショッピングアーケード内に、ドイツを代表する文豪ゲーテが大学に通っていた頃に通いつめた酒場があります。

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酒場の名前は『アウアーバッハス・ケラー』

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酒場に向かう地下への入り口階段前の両側には、何やらお取り込み中のような銅像が・・・

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「離せーっ、俺が何をしたってんだ!」とでも言っているような・・・

この銅像は、19世紀のはじめにゲーテが60年の歳月をかけて完成させた悲劇の序曲超大作『ファウスト』の登場人物~主人公「ファウスト」と悪魔「メフィスト・フェレス」です。

娘は何故だかゲーテの『ファウスト』の話を知っていて、物語の内容を語ってくれます。

『ファウスト』のあらすじは~

50歳半ばを過ぎた学者「ファウスト教授」が、学問の結果知り得たことといえば「結局は何一つ知ることができなかった」ということが解り、研究生活に失望した彼は魔法で地霊を呼び出して、宇宙を支配する力の秘密を探ろうとします。

ですが、ファウストの魔法の導きで地霊が姿を現わすと、偉大な姿に打ちのめされてしまいました。結果彼は「自分の肉体から解放されるしかない」と感じ、毒を飲んで自殺を図るのです。

その時、復活祭の鐘の音と聖歌の合唱が聞こえてきます。その若々しい生命の調べに彼は感動し、ファウストは希望の光を感じ死を思いとどまるのです。

自殺を図った翌日の復活祭の日、ファウストが助手のヴァーグナーと郊外で散歩している時、犬に姿を変えた悪魔「メフィスト・フェレス」が彼の前に現れます。そして悪魔メフィスト・フェレスはファウストに「あらゆる快楽を味わせる事と交換条件」として、魂の契約を結び彼は魔力で20代の美しい青年に若返るのです。

~中略~

青年となったファウストは「マルガレーテ」という名前の女性に出会い一目ぼれをします。そしてある時、彼女とあいびきをするために彼女の母親に睡眠薬を飲ませますが、薬の量を誤ってしまい母親は死んでしまいました。

その後も若きファウストの身の回りで悪夢のような出来事が続くのです~

そして2部に続きますが、長いのでココまで・・・

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さて店内へ~

早い夕食時間なので、店内はのんびりした空気が感じられます。

店内の壁上方には30点ほどの大きな壁絵が描かれていて、それぞれの絵画にはファウストの登場人物でお馴染の2人が必ず描かれているのです。

その中で気になる一枚・・・camera

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日本人らしき・・・羽織袴姿の人物と軍服?姿の人物は明らかに日本人のような~?

お店のお姉さんに教えてもらいましたが、軍服姿の紳士は『森鴎外』だとか。

森鴎外がライプツィヒ留学中の1885年12月に彼の日本人の友人と食事を楽しむためこのレストラを訪れた時に「ファウスト」の日本語翻訳をして広める事を約束した・・・と記してあります。

「絵」には約束を交わした時の様子と、ファウストの登場人物も一緒に地元の画家が描き、この『アウアーバッハス・ケラー』に、日本で最初に翻訳した森鴎外の姿を記念の一枚として、残してくれているんですね。

やっぱり食べ物でしょう♬

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これまでに寒さをしのぐ目的でカフェに何箇所も立ち寄っていた為、カプチーノ腹で「たっポンたっポン」cafe なので、お腹に優しいメニューで注文!娘はジャガイモスープ。私はオニオンスープそして2人で仲良く分けっこしてグリル海老のサラダ・・・と、どこでも食べれそうなものを注文。

さすが旅行本お勧めの店とあり「なかなかの美味」でした

食事中の際も、娘の「ファウスト」一人語りは延々と続くのでした・・・

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