カテゴリー「グリム童話めぐり日記」の記事

グリム童話街道を歩こう~  Hameln編

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フランクフルトから車で走ること、およそ3時間~

ドイツ北西のニーダーザクセン州にある小さな町で、グリム童話の代表作でもある“der rattenfänger von hameln/ハーメルンの笛吹き男”のモデルとなった『Hameln/ハーメルン』を歩きます~shoe

グリム童話に綴られている物語は、グリム兄弟がその土地に住む人たちの間で語り伝えられているお話や、作家たちが民話として記録していたものをを集約し『グリム童話』として書き上げたものです~

最大級の児童集団失踪事件~ book

1284年の6月26日の実際に起こった出来事・・・

小さなハーメルンの町で「突然130人もの子供が、一夜のうちに忽然と消えてしまった・・・」という、実際の出来事が語り継がれ、グリム童話にも書き記され、世界中に今も伝えられています。

そして『奇妙な集団失踪事件』はハーメルン市公式文書に、当時記録として残されているそうです。

グリム童話のハーメルンの笛吹き男~ book

ドイツ中にネズミが大量発生していたころ・・・

ハーメルンの小さな町でもネズミだらけ。

町の住人達はネズミの被害で悩まされていました~。

猫を集め、ネズミを襲うようにけしかけますが、

ネズミに猫が襲われる始末!

市長や町の有力者達はネズミ駆除に懸賞金を掛けます。

・・・・・・・

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そこに現れた、奇妙な格好の一人の旅の男・・・

「ネズミを自分は追い出すことが出来る」と言いますが

誰もその男の言うことを信用しない・・・

男は「ネズミを追い出したら謝礼をもらう!」と言い出し

市長らはそれを受け入れ、約束をした・・・

・・・・・・・
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男は町中のネズミを呼び集め、男の吹く笛の音色に

ネズミたちは誘導されるように、彼の後をついて行き

町の外れを流れる「ヴェーザー川」まで、たどり着くと

男は川のほとりに立ち止まり、再び笛を吹き始めました。

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すると、自ら進んでネズミたちは川に引き込まれるように

入って行き、一匹も残らずにすべて溺れ死んでしまった。

~ハーメルンの町はネズミの被害から救われました。

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男が町へ戻ると、市長たちは通りすがりの旅人の男に

謝礼を払うのが惜しくなってしまい、お礼どころか罵声を

浴びせ、町から追い出してしまいました。

・・・・・・・

町の人たちに激怒した男はこう言い残し町を去ります・・・

「お前たちの大切なものを、必ずいただくからな!」

「約束は必ず、守ってもらうぞ!」

・・・・・・・

男が町から去り、謝礼もいらずネズミ退治も無事に出来て

大喜びの町の人たちでしたが・・・

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6月26日にネズミ退治の男が再びハーメルンの町に現れ、

冷たい表情をして、ネズミ退治の時と同様に笛を吹きながら

町の路地を歩きました。

・・・・・・・

男の笛の音に、まるで催眠術を掛けられたように家の中から

子供たちが出て来て、男の後を何処知れずついて行きました。

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そして、4歳以上の男の子も女の子も合わせて130人もの

子供たちは男の笛の音に合わせ踊り、忽然と町から消えて

居なくなってしまいました~

・・・・・・・

目の見えない子供と、耳の聞こえない子供はみんなについて

行くことが出来ず、無事でいました。

・・・・・・・

子供たちが居なくなったことに気付き、残された人たちで町中を

必死で探しましたが、忽然と消えてしまった子供たちは親もとへ

二度と戻ってくることはなかったのです。

・・・・・・・

町をぐるっとお散歩~ shoe

町の中央広場では、夏の時期限定で日曜日と水曜日に『ハーメルンの笛吹き男』の劇を披露してくれ、この日念願の劇を観ることが出来ました♬ それにしても日本人観光客の多さ!観劇会場には日本語が響いていました。何故か集団になるとマナーが一層悪くなりますが、限られた席です!お尻が小さいはずなので、席は譲り合って座りましょうねっ、劇の最中はおしゃべりのボリュームも下げませんか?オバサン達wink

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ハーメルンの裏路地を歩くと、足元にはこんなかわいい道案内があります。ペイントされたネズミ君はたくさんの観光客の案内をして疲れ果てたのか、原形を留めないペイント状況のものもありますが・・・

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そして、歩き疲れ小腹が空き立ち寄ったレストラン~

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店内は可愛らしいテーブルクロスの敷かれたテーブル席で、木組みの家が町の歴史の深さを表しているようです。

そして、頭上を見上げると・・・

可愛らしい従業員がこちらを見ています~

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パン・ケーキ専門の看板を掲げているレストランなので注文はやはりパン・ケーキで!でも、ホットケーキのように分厚くなく、ホットケーキの生地をクレープのように薄く焼いたものにトッピングしている料理でした。

娘と夫は「おやつ感覚」。私は「しっかりランチ」。

久し振りのプチ旅行を楽しみました~

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赤ずきんちゃんの故郷へ~

6月10日(Sonntag)

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『Schwalmstadt-Ziegenhain(シュヴァルムシュタット・ツィーゲンハイン)』という村で『Salatkirmes/ザラートキルメス(サラダ菜祭り)』と呼ばれる、年に1度の村祭りが6月8日(金曜日)~11日(月曜日)までの4日間開催されました。10日(日曜日)の14:00からはこの村の人たちが民族衣装をまとった「赤ずきんちゃんたちの御練り歩き」が見られるとの情報をもとに、夫に車出しを珍しく猫なで声でお願いし、出不精(デブショウ)化しつつある娘を引き連れて行ってきました~rvcar

Ziegenhain01_2お祭り会場手前では「受付」が設置されていて、大人お1人€3の入場料?を支払い、分厚いパンフレットをもらいます。そして5~6㎝四方の厚紙の内枠には「街の風景&兵隊さんのスライドフィルム」がはめられていて、これにパンツゴムを通して作られた入場の目印バンド?を受け取り右手首にはめ、パレード見学へ「イザ!」

「カメラよーし♪」

「ビデオよーし♪」

「すべてよーし♪」

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写真左(1930年頃撮影)        写真右(今回撮影)

車中、ズーット睡眠移動していた娘は相変わらず寝起きが悪く「不機嫌・・・」

折角のパレードなのに、何だか雲の色も「灰色・・・」

6月も間もなく中旬になろうかというのに、ここしばらく気温も低く「ドイツには梅雨がない!」とのいわれを覆すような天気が続くこの頃~どうか、雨が降りませんように~

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開始時間が近づくにつれ、・・・

14:00の開始時間を30分ほど過ぎたころ、鼓笛の音が近付いてきますdrama

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先頭のブラスバンドが過ぎると、この村の村章プレートを持った子供たちが現れます。村の名前『ツィーゲンハイン(ヤギの森の意味)』にちなんだ紋章ですが、不思議なことに「黒ヤギの上半身」に「鶏の下半身」とは、面白いですね。あまり強そうな感じはしませんが、この村ののんびり感が伝わってくるような~。

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いよいよ「赤ずきんちゃん」たちの登場・・・年配の方は「黒頭巾ちゃん?」

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四季~暦ごとにちなんだ行列が私たちの前を過ぎて行きます。

本当に可愛らしい

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1900年頃のお祭りに参加する「赤ずきんちゃんたち」

ところで、赤ずきんちゃんの絵本の挿絵と被り物が違います。髪の毛をムーミンに登場するリトルミィーのように頭頂部にお団子を作り、丸めた髪の毛を「すっぽり」とコップのような布製の帽子?でかぶせているようです。

女の子たちは「

若い既婚女性は「

ちょっと年齢を重ねると「

もっと年齢を重ねると「」未亡人も・・・「

・・・と年齢や婚歴で「かぶる色も変わる」ってことですね。

年齢も柔道並みに段位を付けられているんですね~。

私は緑アタリで・・・これって自己申告制なのでしょうか?

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お巡りさんと囚人のパレードでは、「逃げ出した囚人にお巡りさんが発砲する~」といったパフォーマンスまで。これには沿道の男の子は大喜び♪

その昔、この村には「凶悪犯を収容する刑務所」があり、今でもその建物は残っています。そして囚人たちは労働を酷使され、近隣の村や町の道路整備などに活躍したとか・・・。

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結婚式の時に身に付ける民族衣装です。

新郎の膝の上には小さな可愛らしい赤ずきんちゃん~

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赤い頭巾をかぶった「ちょこちょこ歩きの赤ずきんちゃん」沿道に知っている人でも見つけたのでしょうか?お母さんの手を離れ何処かへつかの間のお散歩・・・

沿道からは笑い声があがります。

すッご~く、可愛らしい~

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近年に近い服装の少年2人~。荷台の上から子供たちに向けてキャンディーを撒いてくれますが、どうも残り少なくなったようで「どっちが撒くのか」奪い合いの喧嘩中bomb

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沿道でパレードを見るお客さんも、そしてパレードに参加している誰もが皆、み~んな「いい笑顔happy01

参加グループ45チーム。パレード時間およそ1時間。

最終チームのブラスバンドの奏でるマーチがだんだん遠ざかっていくにつれ「お腹の空腹感」が目覚めてしまいましたが・・・。

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